「パルプ・フィクション」と「世界一優しいウクライナ料理」
2011年 09月 28日
今回はこの様にオイラの日常で起ったちょっぴり不思議な出来事と毎度x2のグルメな話をしたいと思います。
まず最初に映画パルプ・フィクション。
94年公開、あのタランティーノ監督を一躍世界の奇才に押し上げた出世作。一見ただのギャング映画ですが、色々なくだらない話(パルプフィクション)が時系列シャッフルされています。なので前のシーンで死んだはずの登場人物が甦ってたり、服や持ち物が勝手に変わったり戻ったりといった不思議な構成の映画です。
あ、せっかくなので今回この日記も無駄に時系列シャッフルさせてます!笑。単に読みずらくなっただけなら、、、あしからず!ヾ(-д-;)…どーしてもマネしてみたかったの!!!!
で、なぜ急にこの話をしたかというと今年もハロウィーンが近づいてきましたが、毎年ユマ・サーマン演じるミアのオーバードースで倒れたシーンのコスプレ(おかっぱ頭に白いシャツに胸に赤いサインペンで印)を必ず見るからです!
これは偏見ですが、海外で会う人はかなりの確率でこの映画が好きだなと。実はパルプ・フィクションの一番の見処は独特の英語のオシャレなセリフの言い回しにあるんです。(>ε<)…「フランスのマクドナルドでクォーター・パウンダー・チーズをなんて言うか知ってる?」「ロイヤル・ウィズ・チーズ!!」「なんでか分かる?」「メートル法の国だから?」みたいな。
なのであの映画の言葉の響きにやられて英語を本格的に好きになった人も多いのでは?と勘繰っております。
一つ注意点は、"ポルプ"・フィクションと発音しないと通じない事です。ポゥプ・フィクションみたいな感じ。カタカナ英語のバカヤローです!笑。
ウィスラー在住でスノーボーダー・ヤマト君がバンクーバーに遊びに来てくれました。何でもスノボが出来ない夏の間はカヌーを満喫する!と一人乗り用カヌーを買いに。で、オイラの家はもういつでも"カウチサーフィン"出来るので、ぜひ是非泊まってってよ♩と。
このカウチサーフィンの元々の意味は数年前から世界中で流行っているお泊まりコミュニケーションサイト・couchsurfing.orgの事です。海外旅行なんかをする人がこのサイトに登録して、その国のその土地でその晩、カウチ(ソファー)を貸してくれる人と繋がって無料で泊まり合うコミュニティー。カウチをサーフィンしていくって意味ですね。
で、話は戻ってヤマト君と普段あまり食べない国の料理を食べようって事になって、、、Robson通りとDenman通りにあるウルライナ料理のお店・ウクライナビレッジへ!!
まずは定番のボルシチを頂こうと思ったら、このお店ではロシア式のボルシチとウクライナ式のボルシチの2パターンがあるという。ウクライナのお店なので、ウクライナの下さい!と言うと、「いやーロシアンボルシチの方がオススメだよ!」と素直なウクライナ人の亭主!笑。
人生初の(ロシアン)ボルシチはとても優しい味がしました。色が真っ赤なのでもっとスパイシーな物を想像していたのですが、よい意味で裏切られました!
その後、ディナーセットを注文。ラインナップはウクライナロールキャベツにウクライナウィンナー、そしてポテトにチーズを練り込んで小麦粉の皮で包んだウクライナ風ギョウザにボルシチの材料でもあるビート(赤カブ?)の付け合わせ。
そしてどれもですけど、、、味付けが優しいんですよ!!素材の味で勝負してるというか、全然香辛料が強くなくて美味しいんです。これは意外な発見!!
ちなみに日本語の発音でボルシチっていうと英語のBullshit!(ブルシット!)っぽく聞こえるので注意が必要です!笑。*ブルシットはとても汚い言葉なので意味はお父さん、お母さんに聞いてみよう!(>ε<)
亭主にいきなり「とりあえずロシアン・ブルシット下さい!」って言ったらどんな反応されるか怖いですね、、、汗。ちなみに発音はボーシュ(ト)的な感じです。ここでもカタカナ英語のバカヤローです!笑。
ここバンクーバーはゾンビウォークという全身ソンビの格好をして街を練歩く年に一度のお祭りの盛り上がりが凄いです。元々はアメリカの小さな街で始まったイベントらしいですけど。そういえば、毎年血のりを付けた人達を街で見かけるのはこのイベントのお陰だったワケだ!
ちなみに少し前に全裸で自転車に乗って環境保護を訴えるなんていうイベントもありました。(素敵なので遠巻きに写真撮らせて貰いました。)
あとこれは世界中でですが、毎年11月にMovemberっていう一カ月間、男性がヒゲを伸ばし続けるイベントがあるんですよね。まだまだ認知が低い男性特有の前立腺がんや睾丸がんの認知度をもっと広める為に世界中の男性がヒゲを伸ばします。Movemberはmoustache(ヒゲ) + November(11月)の造語です。とにかくここに住んでいるといつも何か面白いイベントをやっている感が自分にはたまらないです♩
ご近所さんの元軍人マイクから電話。いつもの様に飲みの誘いと思いきや「Hiroshi、引っ越す事になったから家具買わない?」との事。マイク宅にはオイラが前から目を付けていた3人掛けの素敵なクリーム色のカウチが!?
「おっ、カウチ欲しい?Hiroshiが買ってくれるなら家まで運んでやるよ!」
「実は今度、ウィスラーから友達が泊まりにくるかもしれないし、カウチが無いと友達を泊めれないんだよね。」
「ならこれ持ってきなよ!で、カウチサーフィンにも登録だな!!」
とトントンと話が進んでフレンドリー価格(+配送付き)で購入。
、、、が、しかしこのマイクのアパートの狭いドアから何をどうしてもひっかかって出ない。。。ヾ(-д-;)…どうやって入れたんだよ、オイ。。。
「Never give up!!」連発のマイク。11階から本気でロープで降ろすとか言い出すし。。いや、それは無理っす。
その後、入り口の壁をソファーの角で削りまくり格闘する事3時間。ちょっとした弾みで通路の電球も割ってしまい、血だらけでランボー状態の元軍人マイク。それでも、、「Never give up!! ロビーまで出せれば、後は台車で運べるから Never give up!!」とナイスガイ。
その後、カウチの足を取り外し、再チャレンジ。それでもドアに引っ掛かり最後の手段でドアごと取り外し、向こう隣の人の玄関まで利用させて貰いそこでUターンさせる作戦に!!
「Hiroshi, Never Give Up!!!!!!」
by tamateboxgold | 2011-09-28 07:24 | カナダ生活 (2009.3〜)