「本格カナディアンキャンプ」と「ワタシ、10ガツ、ニホンカエリマース!!」
2011年 09月 07日
さて先日、会社の同僚のサギーがキャンプの達人である事を知り、オイラが「中学校の林間学校でしかキャンプ経験が無い!!」と言うと「カナダに住んでいるのにモッタイナーイ!!!!連れてってやる!」という事でトントンと話が進み、人生初の本格カナディアンキャンプを体験してきました。メンバーはサギーに同僚のアメリカ人の夫婦+オイラの4人です。(右からサギー、ステイシー&ランス夫妻)
このサギーという男、インド系とヨーロッパ系のハーフで、生まれがケニアで大学がアメリカ、就職はカナダで奥さんがドイツ人。最近のマイブームは日本のドラマというもはや自分でも何人か分かっていないという世界市民な香り漂うナイスガイ。平気で3ヶ月間キャンプしちゃったり、アウトドア系のTVに出演経験もある本格派です。ちなみにこれが彼のブログ。英語が分かる人は是非読んでみてください。
サギーのBlog : Going far far away...
まずはキャンプ前日にMECというキャンプ用品専門店で必要な物を揃えました。テントはサギーが準備してくれたので、アウトドア用バック、スリープ用マット、ヘッドライト、ホイッスル(笛)、ドライフード、虫除けスプレーに熊撃退スプレーなど。
余談ですが熊撃退スプレーを購入するにはID提示と書類にサインが必要です、そしてなぜかスプレーを選んでる間、ずーっとオイラの頭の中では臭消力のCMソングが流れていました。(>ε<)…ラーラーララー、ラーラーラー 臭消力〜♩
バンクーバーから北東へ車を走らせる事、約4時間。標高2200mのコキハラ・マウンテンに到着。1日目の夜は、ハイキングコースの麓にこの"それいけ!!サギー号"を停めて就寝。翌朝からの山頂アタックを試みます。ちなみにこの"それいけ!!サギー号"は冷蔵庫、キッチンにベットまで完備な本格キャンプカー。
発音が日本と違うんで最初、ん?って思いましたが、どーやらプロペインガス(※プロパンガス)が車の中を流れているそうです。
起床。2日目の朝は天気にも恵まれ、ここで文明の利器(冷蔵庫、エアコン、、そしてギンギンに冷えた缶ビール)ともしばしお別れ。各自テントや寝袋、飲料水、必要最低限の食糧を背負い、胸ポケットには小さなウィスキー瓶を入れて山頂に一泊します。
道無き道をブッシュブッシュと掻き分け、
小川を何度もピョンピョン飛び越え、
さらには真夏なのに雪道をツルンツルン踏みしめ、
おやつ休憩をちょくちょく挟みながら、ハイキングする事5時間、、、気力も飲料水も尽きかけたまさにその時、ついに頂上付近で湖を発見!!
「おぉっ、皆の者!!水だ!!水ぅぅぅ!!」
「うぉぉ、たぁぁ!!」
というワケで男性陣はパンツ一丁になって標高2200mにある湖に頭からダイブ!!汗でビッチョビチョ&ベトベトになっていた体がシャキーンとスッキリ。WBC選手権のイチロー選手並みに、ほぼイキかけました!笑。
「よーし!!もうこの辺が頂上付近なので、平らな場所を探してテント張るかー!!」と達人サギー。平らな場所を探してもう少しだけ登るとそこには、、、
まるで天空の城ラピュタに出てきそうな風景が辺り一帯に広がっています!!(>ε<)…こ、小鳥が人間を怖がらない?!(これはさすがにウソw)
結局、湖から程近い場所に平らなキャンプポイントを見つけたオイラ達。早朝から登り続け、この時点で時計の針は午後1時過ぎ。セオリー通りにまずテントを張ると思いきや、、、
TAMATEBOXがまさかの「ゴメン、30分だけまずお昼寝していい?」ターイムに突入!!(>ε<)…標高2200m、ポカポカ陽気、、、まさにThat was the best nap I've ever had!(人生で最高のお昼寝っす!!)
その後は各自で自由行動。オイラは頂上の岩山に登って一人でJ-popを50曲位熱唱していました♩(>ε<)…世界に一つだけ~の花♩
一方その頃、達人サギーはかわいいシカ達に遭遇していたそうな!!
その後は待ちに待ったディナータイム!!、、、と言っても山頂ではドライフードのみです。水しか手に入らない環境(その水も消毒剤を入れるか煮沸させないと飲めない。)ので、凝った物は作れません。
疑心暗鬼でお湯を入れて待つ事10分〜15分。中がこんな感じで膨れ上がってきました。そしてお味の方は、、、
これが予想に反して普通にウマい!笑。味もミートソーススパゲティー味もあれば、本格インドカレー、マカロニ&チーズとバラエティーも豊富です!!皆で食べさせ合いをしながらワイワイとディナーを楽しみました♩
とここで、大事な情報もキチンと書いておかないとですね。
Q: キャンプ中に用を足したくなった時はどうするか?
A: この様にスコップで地面に穴を掘ります。
そのまま野グってはイケません。ちなみに今回、オイラ達の合い言葉は「Do Business(ビジネスしてきます)」でした!笑。
そして一番大事なのは寝る時に、食料はモチロンの事、匂いのある物は全てを一つの袋に入れて、テントから遠く離れた木の上に吊るしておきます。万が一、クマに遭遇した時の為だそうです。
それでは話を戻しまして、、、、日が暮れた後は、定番のキャンプファイヤー!!そしてポケットサイズのウィスキーをグビグビっとw
その後、満天の星空を何時間も眺めていました。モチロン山のてっぺんなので、遮る物も何も無くまさに絵にも書けない、写真にも撮れない美しさって感じでした。地平線の端から端まで180度、見事な天の川が掛かっていた夜空に言葉を失う♩(>ε<)………。
あの星空を皆さんにも見せたいので、是非カナダに遊びに来てくれたら一緒にカナディアンキャンプしましょう!!オイラもそれまで色々と道具を揃えたいと思います♩
さすがに夏と言えども、夜中と明け方の冷え込みはハンパじゃなく凍死するかと思いましたが、とにかく最高!!カナダの大自然!!本当にありがとう、サギー!!(>ε<)…Thank you, Sagar!!
最後に達人サギーが夜明け前に撮影した、この山頂からの写真でお別れしたいと思います。横長の写真なので、このブログにウマく載せれませんが、パソコンからご覧の方は写真をクリックしてみて下さい。写真が拡大されて雰囲気が伝わると思います。
さらによーく耳をすますと、この黄色いテントの方からオイラのイビキ声が聞こえてくるかもしれません!笑。
by tamateboxgold | 2011-09-07 14:40 | カナダ生活 (2009.3〜)